本日は実際の症例をブログに書きます。
肘の内側の痛みが取れない!
肘の痛みの原因はさまざまですが、
肘の内側の痛みは一般的に「上腕骨内側上顆炎」「野球肘」と呼ばれます。
主な原因としては
①肘の使い過ぎ(重いものを持つ、野球ボールを投げる動作)
②筋力不足による負担
③加齢によるもの
などが挙げられます。
痛みを抑える方法としては
固くなった筋肉をほぐしたり、ストレッチをして負担を減らしたり、肘のバンドをつけて安静にしたり、痛みがひどい時には痛み止めの注射をして症状を緩和させることが多いです。
特に家事や仕事で腕を常に使う場合、痛みを抑えながら我慢してしまっている方が多くいらっしゃいます。
その痛み肘や腕、肩だけが原因とは限りません
ここからが実際の症例です。
5~6年前から肘の痛みにお悩みの方でした。
仕事上肘に負担がかかるため病院でリハビリを受けたり、肘バンドを使用してなんとか痛みを我慢しているような状態でした。
検査で原因を調べる
まず初めに問診、触診から始めます。
生活習慣、水分量、お顔の色、肌の乾燥具合などを確認しながら進めていきます。
この時点で、内臓に負担があるときに出る特有の症状があれば、その内臓へのダメージを疑います。
筋肉の固さを見ながら、ここでも対応している内臓を考えます。
今回の場合、肩甲骨の間にある筋肉(菱形筋)に固さがありました。
脊柱の固さを見ていきます。
今回特に固さが出ていたのは、胸椎の8番でした。
8番に固さが出ている場合、肝臓に負担がかかっている可能性が高いです。
問診と触診、脊柱の固さから、この時点で肝臓へのダメージを考えながら施術を進めていきます。
肘の関節、近接する手首、肩の関節の状態を確認しましたが今回の場合大きな問題はありませんでした。
ここから施術に入ります。
肘を曲げてもらい、痛みの有無を確認します。
今回の症状では曲げ伸ばしどちらも強い痛みがありました。
ここから原因となっている疑いがある肝臓に触れながら、再度肘の曲げ伸ばしをしてもらいます。
肝臓を触りながら肘を曲げ伸ばししたとき、かなり痛みが軽減しました( `ー´)ノ!!!
※固くなった内臓や筋肉に触れることで、一時的に血流が改善して固さが和らぎます。
肝臓で痛みが緩和する反応が出たため、今回の原因は肝臓と判断し調整に入ります。
調整は痛みもなくソフトに行います
肝臓の調整とは、肝臓を包む膜の固さをとりながら負担を取り除き、固さを取って元の位置に戻してきます。
肝臓の調整後、最後に肘の動作を確認しましたが、痛みがほとんど残らず改善しました。
1度の調整で変化を実感していただけると思いますが、ダメージの度合いによっては何度か調整を行う必要があります。
※内臓の負担が大きい場合、最初の調整で取り除くことができる固さは30%から40%くらいになります。しかし、時間が経過してしまうと固さがもどってしまいますので、初回で取れた負担が戻らない状態(初回から2~3日後)で次の調整を加えることで改善につながります。
まとめ
今回の肘の症状は、肝臓にかかるダメージが痛みにつながっていました。
この状態で、腕をほぐしてみたり、無理にストレッチをかけて治そうとしても中々改善することは難しいですね<m(__)m>
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