股関節の音の正体は?

40代以上のあなたへ

 

 

股関節の痛み、歩くたびに股関節からゴリッという音がするなどの症状にお悩みの方へお届けする内容です。

 

 

股関節の音の正体は?

 

股関節に痛みがあり、歩くたびに音がなる。

 

この音がなる状態を

弾発股」といいます。

 

 

弾発股の音の原因は主に3タイプに分けられます。

 

 

①腸脛靭帯と大腿骨の大転子との接触で音がなるタイプ

 

このタイプでは腸脛靭帯という太ももの外側にある靭帯が固くなることで大腿骨の大転子という骨と接触を起こし、歩行のたびにこすれた音がなります。弾発股の原因で比較的多いのがこのタイプです。

腸脛靭帯は大腿筋膜張筋からつながる靭帯で、股関節を外側に持ち上げる作用と膝を伸ばす作用があります。

スポーツなどのオーバーユース(つかいすぎ)などで影響を受けやすく、弾発股の原因になります。

治療としては大腿筋膜張筋を緩めながら、関連のある大腸まわりの調整も必要になります。

 

②腸腰筋と大腿骨骨頭がこすれて音がなるタイプ

腰椎からはじまる腸腰筋が大腿骨の骨頭と接触し、音がなります。

腸腰筋は股関節を前にもちあげる重要な筋肉で、緊張があると筋肉が付着する間で股関節との摩擦を起こす場合があります。

腸腰筋は腰痛との関連が深い筋肉ですので、股関節で音がしていたとしても部分的なアプローチでは効果が出にくいです。

繰り返しの摩擦は音だけでなく痛みの原因にもなります。この場合、腸腰筋との関連で腎臓の調整をしながらの治療になります。

 

 

股関節自体の変形によるもの

このタイプは「変形性股関節症」が原因となっています。

変形性股関節症は症状の進行具合にもよりますが、股関節を締め付けている筋肉を緩めることで痛みが改善する場合もあります。

全身をみながら股関節を締め付けている原因を探して、股関節の可動域を改善しながら、痛みをとる方法で治療していきます。

 

 

どのパターンでも、なぜそこの筋肉や靭帯が固くなるのかを見つけなければいけません。

硬い筋肉や靭帯を直接ストレッチやマッサージでほぐしても、すぐに再発してしまうことがほとんどです。

 

 

・整形外科で手術しかないと言われた方

・温めたり、ストレッチをしても治らない方 

・安静にすれば治るなどと言われた方

・運動不足と言われてトレーニングをしている方 

 

こんな方は一度ご相談お待ちしております。

 

 

 

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