あなたの周りにこんな人はいませんか?
「熱とかも出たことないし、風邪を引いたことがない。」
なんて言う人。
風邪を引かないに越したことはないのですが、熱も出ないしそこまでひどい風邪を引いたこともないと言う人で
・常に体がだるい
・喉がイガイガする
・目がかすんだり、頭が重い
・肩こりがひどい
・高い熱はないけど熱っぽい
など、このような症状が常に出ている人は要注意です。
もしかするとそんな人は、
体が丈夫だから風邪を引かないのではなく
熱が出せない体になっているのかもしれません
そもそも熱が出るというのは、風邪の菌が引き起こすものではありません。菌が体に入ったとき、その菌に対する防衛反応の一つに、熱を出して菌を殺すという作用があるのです。
熱が出ないということは体の防衛反応、つまり免疫がうまく働いていないということなのです。
そんなときに問題がある可能性がある臓器が
「脾臓」
です。
「脾臓」は体の免疫を担当する臓器で、
リンパ球(免疫を行う細胞のひとつ)の産生や、体内で古くなった赤血球を壊すといった機能があります。
この脾臓がうまく機能していないと、常に風邪を引いたような状態になることがあるのです。
しかし免疫が働かず、風邪を引いたような状態が日常化すると、それが普通の状態だと錯覚してしまい、風邪を引いたことがないと思い込んでしまうのです。
こんな状態のままだと、知らず知らずのうちに周りに風邪菌を撒き散らしているなんてことも…
こわいですよね(^_^;)
さらに詳しく説明します。
脾臓の機能低下により古い血液が壊されなくなります。
そうなると新しい血液が作られなくなってしまうのです。
古い血液が血管の中に残ったままだと、酸素をうまく全身に届けることができなくなり、
・疲労感がとれない
・老化の原因になる
・貧血になる
などの症状が出てしまいます。
さらにさらに、脾臓は
「僧帽筋(中部、下部)」という筋肉と関連があります。脾臓のダメージが僧帽筋の固さにつながります。
「僧帽筋」は背中の大部分をしめる筋肉です。固さが原因で姿勢の歪み、肩こりなどのさまざまな問題も起きてきます。
実際の症例でも、もう何年も熱が出るような風邪を引いておらず、普段からすっきりしない状態が続いていた患者さんがいました。
脾臓をはじめとする内臓の調整と、全身の循環の改善をしたところ、数日後に熱が出ましたが、熱が下がった頃から症状が改善に向かった例がありました。
しかし、免疫が下がっているから必ずしも脾臓が悪いというわけではありませんので、原因を突き止めるためにも不調が続くような場合は来院をおすすめします。
セルフケアは温めること
脾臓の位置は左の脇腹。
第9肋骨~第11肋骨の間にあります。
画像を見ていただき、この位置を肋骨の上からホッカイロや蒸しタオルなどで温めてみてください。
すこしでも体が不調だなと思ったら、治療をおすすめします。
体の不調があっても、それが不調だとわからず当たり前になってしまっている人って本当に多いです。
原因を見つけて体の不調が改善すると、自分の体がこんなに軽かったのかとびっくりするかもしれませんよ!
ご相談お待ちしております(^^)/
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