一人一人いろんな個性がある髪型。
でもその髪型が体の歪みを起こしているかも?!
という内容をお届けします。
まず始めに実際にあった症例から、紹介します。
26歳男性のNさん。
腰痛と右目の重さ、左の首の重だるさがあり来院されました。
治療をして腰と首の痛みは軽減しましたが、どうしても右目の重さと全体的な重だるさが取り切れない…….
ここで今回原因の一つとなっていたのが
Nさんの「髪型」でした。
Nさんの場合髪を右側に流していて、前髪が右目だけにかかるような状態でした。何年も髪型は変わっていないとのことでした。
この髪の微妙なバランスが、体の重心を崩す原因になることがあるのです。
長い間片方の目だけに髪がかかる状態だと、人間は髪がかかっていない方の目でものを見るようになります。そうなると片方の目の周辺の筋肉が緊張を起こしてしまうのです。
さらにNさんはこの状態で右目にかかる髪の毛を、首を右側に倒してはらう癖があり、その動作が長年繰り返されるうちに左の首に負担がかかり、痛みや重さにつながっていました。
もちろん直接髪がかかる方の目にも、緊張が起きてしまいます。
目の緊張が頭の固さにつながり脳脊髄液の流れの悪さにつながることもあります。
首の筋肉の緊張が筋肉の膜のつながりで腰痛を引き起こす場合もあります。
今回は治療後に流している方の髪を逆にする、目にかかった前髪を切るなどの対処法で緊張がとれ、重だるさもとれました。
この症例で、人間の体がいかに繊細にできているかを改めて実感しました。
特に女性の場合は髪型で首の負担がかかりやすい
女性の場合、髪の分け目に注意が必要です。
真ん中で分けている場合は特に問題はないのですが、長い間同じ側で左右非対称に髪を分けている場合はバランスの崩れが懸念されます。
人間の頭は髪の量が多い側に傾く傾向がありますので、自然と片方の首にだけ負担がかかるようになってしまいます。
そうなると首が原因での様々な症状が出てしまいます。
本当に少しのバランスの変化が体に悪い影響をもたらすことがあるのです。
女性の場合男性に比べて髪が長く、ボリュームが多いため、分け目や髪型のバランスによる影響が強く出ます。
生え際やクセなどはあると思いますが、気分を変えるつもりで髪の分け目や長さなどを変えてみるのもいいかもしれませんね。
今回の内容はこんなこともあるのか~という程度で、頭の片隅においていただければ幸いです(^-^)
引き続きご愛読お願いいたします。
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