整骨院で腰痛が悪化したという話

本日来院された患者さんからお聞きした話です。
その患者さんは、ある整骨院で治療(?)を受けた後こちらの院に来院されました。
不安ながら行ったその先で、、、
そのかたは、腰が痛くて歩くのも厳しいようなひどい状態で整骨院に治療にいきました。
初めての整骨院だったので不安を抱えながらも治してもらいたい一心でいかれたそうです。
その整骨院に入ると、特に症状について聞かれることなくたんたんとベッドに寝かされたそうです。
そして次の瞬間なんと
「四の字固めをされた」
とのことでした…(・・;)
四の字固め=おそらくバキバキ系の矯正のようなものだとは思うのですが…
その患者さんはやられた瞬間激痛が走り、痛みをこらえきれずに叫んでしまったそうです。
案の定腰の状態は悪化しました。
そして一言

どう?
と言われたそうです。
何が!?と思いながら、その患者さんは何も言えずにいると

きょう治らなくても明日また続けてくれば治るから!来てね!
と言われたのだとか…
藁にもすがる思いの患者さんは次の日もいって、また同じように四の字固めをされてしまい結果的に腰の状態がさらに悪くなったというものでした。
ひどい話ですよね。
腰が痛くて動けない患者さんに、さらに痛む場所をねらってプロレス技をかけるような治療ってあるんですかね?
さらに、終わった後の
「どう?」
って言うのは、どういう意味なのか…
四の字固めが決まったかどうかの確認ですか…?(・・;)
仮にその治療が効果のあるものだとしても、まずは原因を探さないと意味がないのではないか?
いろいろ疑問ですね(・・;)
ちゃんと原因を調べます!
当院の治療では、全体の治療時間で8割は原因を探すためにつかいます。
しっかりと原因を見極めれば、調整する時間は10分ほどで十分なのです。
ここからはこの患者さんの腰の痛みの原因はなんだったのかを見ていきましょう。
話をききながら治療をすすめると、腰の痛みはやはり腰自体が悪いわけではなく、腰椎の上の部分である胸椎の固さに原因がありました。
人間の背骨はS字状になっています。
正常な場合は、この湾曲としなやかなしなりが背骨にかかる負担を分散しています。
しかし何らかの原因で胸椎が固まってしまいしなりがなくなると、腰椎しか動かない状態になってしまい腰椎でしか体を支えることができなくなってしまうのです。
そうなると日常的に腰だけに負荷がかかり続けてしまい、その負担が腰の痛みを引き起こします。
次にその胸椎がなぜ動かなくなったのかを見ていくのですが、この患者さんの場合股関節周りの筋肉の固さが、胸椎の固さにつながっていました。
まとめると、、、
腰が痛い
↓
原因は胸椎の固さ
↓
胸椎を固くしているのは
↓
股関節周囲の筋肉の固さ
↓
その筋肉を調整する
↓
改善につながる
というわけです。
この場合でも、股関節に原因があるというのをみつけるために8割時間をかけました。
股関節の筋肉を調整するのは5分ほどで終わります。
今回何が言いたいかといいますと
よく症状の話をきいてくれない、動きや、検査をせずにすぐにベッドに寝かされて治療が始まるような治療院は注意!
ということです。
どんな治療もやりすぎてしまうと、体に負担がかかることがあります。
的確にすばやく原因を見つけて、最短で最小限の刺激で治療することが大切ですね。
みなさんも治療院にいかれたときに、いきなりベッドに通されてすぐに強く揉まれたり、バキバキ始まる場合は本当に危険なので注意してくださいね(・・;)
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