会話中息が続かない
呼吸が苦しい
胸周りが重だるい
こんな症状がある人はいませんか?
心当たりのあるあなた!
もしかすると肺に負担がかかっているかもしれません。
肺に負担がかかる要因
・たばこ
・乾燥
・大気の汚染(花粉、ハウスダスト、排気ガス等)
普段の生活の中でも、肺の負担につながる要因は意外と多いんです。
では、肺に負担がかかるとどんな問題が起こる?
肺は
・三角筋
・前鋸筋
・烏口腕筋
という筋肉と関連を持ちます。
これらの筋肉と言えば
「肩こり」
の筋肉です!
まずは三角筋から説明します。
三角筋は肩の一番表面にある筋肉です。肩を挙げる動作において、すべての角度で関係してくるとても大切な筋肉です。
この筋肉が固くなってしまうと、多くの動きに制限がかかってしまいます。
また三角筋の緊張で腕が肩甲骨の方向に引き寄せられ、関節の隙間を詰めてしまうと肩関節の可動域が狭くなると、「五十肩」などの原因にもなります。
次に前鋸筋です。
前鋸筋は主に肩甲骨の安定性を保つ役割をしています。肺の機能低下で前鋸筋が固くなると、肩甲骨が不安定になります。
肩甲骨の不安定を、周りの筋肉が補おうとするため肩に余計な力が入り緊張を起こしてしまいます。
緊張してしまい筋肉が収縮した状態で肩を動かしてしまえば、関節の炎症や筋の炎症につながってしまう場合があります。
また、肩を動かせない状態が続けば血流の悪さなどが原因でつらい肩こりの症状を引き起こしてしまいます。
最後に烏口腕筋です。
烏口腕筋は、肩甲骨の烏口突起という場所に付着する筋肉です。この筋肉が固くなると、肩甲骨が前方に引っ張られてしまいます。そうなると肩全体が丸くなる「巻き肩」とういう形になります。さらに悪化すると猫背の状態となり、肩こりの原因となります。
このように肺は肩こりの原因である重要な3つの筋肉と関連をもつ器官であり、日常生活で負担がかかりやすい場所であるためケアが大切です。
横隔膜との関連も
肺と呼吸の関連でつながってくるのが
「横隔膜」
です。
肺が固くなると、呼吸で連動してる横隔膜も固くなってしまいます。
横隔膜が固くなると、肋骨の動きが固くなります。
肋骨の動きに制限が出ると、今度は呼吸に関係している首や肩の筋肉に負担がかかります。
このように肺の固さからでる問題は様々です。
肺のケアと各筋肉のストレッチ
肺のケアを簡単に紹介していきます。
まずたばこについてですが、出来るだけ副流煙を吸わないようにしましょう。当然のことですが、たばこはかなり肺の機能を低下させます。吸わないに越したことはないのですが、出来るだけたばこの煙を吸ってしまうような場所に行かないことです。
空気の乾燥も肺に負担をかけます。夏場のエアコンやこれから寒くなる時に注意が必要です。負担をかけるだけでなく、菌やウイルスが体に入りやすくなってしまうため、加湿器などで乾燥を防ぎましょう。
この夏多くの人が苦しんだ花粉症も、肺に蓄積してしまうと機能低下の原因になります。他にもハウスダストや排気ガスなど、マスクなどでの対策が必要です。
少しの対策が肺のケアにつながります。実践してみてください。
では、肺と関係するきん筋肉のストレッチをしましょう。
三角筋ストレッチ
伸ばしたい側の腕を前にあげて、反対側の手で肘のあたりをつかみます。そのまま腕を引き付けて、肩の関節を伸ばすイメージで伸ばします。
20~30秒くらい交互に伸ばしてください。
前鋸筋ストレッチ
壁に手を当てて、脇の下を伸ばすイメージで肩を後ろに引きます。脇の下の筋肉が伸びていればOKです。
20~30秒伸ばしましょう。
烏口腕筋ストレッチ
肘を曲げた状態で
そのまま肘を後ろに引きます。
腕のストレッチを感じながら20~30秒伸ばします。
腕を後ろに回したときの痛みはこの筋肉が関係していることが多いです。
肺のケアと、ストレッチを併用して「肩こり」の予防をしましょう。
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