「太っているから膝が痛い」
こんな台詞をよく耳にしますが、本当にそうでしょうか?
たしかに
「短期間に10キロ以上太った」だとか
「明らかに太りすぎ(100キロを越えるような肥満体型)」
であれば、体重を支えるために膝に負担がかかり膝痛に繋がる場合もあります。
しかし、それ以外の場合では
太っている=膝痛
ではないことがほとんどです。
実際に痩せている方でも、原因が明らかでない膝痛に悩まされている場合が多く見られます。
膝痛に関連のある筋肉、内臓があります
今日はそんな膝痛の原因の1つである筋肉と、その筋肉に関連する内臓についてお話しさせていただきます。
膝関節の屈伸運動の際、主に働くのが
大腿四頭筋と
ハムストリングス
その深層に「膝窩筋」という膝関節の安定に大きく貢献している筋肉があります。
この膝窩筋が弱くなってしまうと、膝が不安定になり大腿四頭筋やハムストリングスに過剰な負荷がかかり、膝痛につながってしまうのです。
そんな膝窩筋と関連している内臓というのが
「胆嚢」です
胆嚢は場所的には肝臓の真下にある臓器です。
主に消化液を出して、脂肪を分解するという働きがあります。
現代人の食生活は脂肪を摂りすぎてしまいがちです。体に入ってくる脂肪を分解するために、胆嚢が常に働いている状態となってしまいます。すると胆嚢に負担がかかり、機能低下につながるのです。
そうなってしまうと、胆嚢と関連のある「膝窩筋」にも悪い影響が出てしまい固くなってしまったり、筋力の低下につながります。
こうした理由から単に肥満だから膝が痛いのではなく、内臓の関連で胆嚢の負担が膝痛の原因になっていることも多いのです。
胆嚢に負担をかけないためにも、脂っこいものを控えたり、普段の料理で油の量を抑えるなど食生活自体の改善も大切です。
今回の膝の痛みの原因が胆嚢にあるように、痛みの原因を探っていくと内臓に原因があることってすごく多いんです!
最後に膝窩筋のストレッチを紹介します。簡単ですのでやってみてくだい。
椅子に腰をかけて足をまっすぐ伸ばします。
そのままつま先を手前に引くようにひいてきます。
この時点でかなり膝裏にストレッチがかかりますので、このまま30秒間キープです。
今日から始めて膝痛予防を心がけましょう。
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